音は人を幸せにする!ピタゴラスはえらい!
人生たのしみ隊!
隣のみゅーじっくチャネラーひーちゃんです。
早いもので、新年明けてからもう十日恵比須講も過ぎました。
今年は、みゅーじっくなので音楽について多く発信していきたいと思います!
よろしくお願いいたします。
さて、本題、
今回はどうして今の音が出来あがったのか、
起源に迫りたいと思います。
『音は人を幸せにする!ピタゴラスはえらい!』
ピタゴラスの名前は、みなさんご存じですよね。
ピタゴラスの定理と言えば、
知らない人はほとんどいないでしょう。
古代ギリシャの数学者で哲学者(紀元前6世紀頃)です。
今回は、ピタゴラスという人物について少しお伝えしていきますね。
このピタゴラスという方、
今の音階ドレミの基礎を創った方としても有名なんです。
ピタゴラスは、
ある日、道を歩いていると、鍛冶屋からハンマーを叩く音が聞こえてきました。
その音を聴いていて、
音の協和音と不協和音があることに気がつきました。
ピタゴラスは、
物事の全てを数学として捉えていて、
数学で全て解明できると考えていました。
今でこそ、
数学は数学者が、音楽は音楽家が、
と専門分野は専門の人が研究するのが当たり前になっていますが、
その頃は、全ての物事が繋がっているという考え方から、
数学も、天文学も、哲学も、音楽も同時に一人の人が考えるということは不自然ではありませんでした。
そこで、疑問に思ったピタゴラスは
鍛冶屋に入って、ハンマーを調べさせてもらったのです。
その鍛冶屋では、
5本のハンマーを使っていたのですが、
4本は鎚の重さが「12:9:8:6」の単純な数比で協和音であるのに対して、
1本の鎚の重さだけ単純な比率になっていなくて不協和音だったのです。
ピタゴラスは、
このことから、さらに弦楽器や笛で実験をして、
弦の長さの比が弦の振動数の比、つまり音程の関係を支配していることを発見したのです。
そのピタゴラス音律は周波数の比率が3:2の音程の積み重ねに基づく音律で、
今現在音楽で用いられる音階は、半音が全て均等で12平均律と言われるものです。
ピタゴラス音律とは少し違っています。
そして、このピタゴラスのすごいのは、
音楽療法の知的・精神的な父とも言われており、
音楽を治療技術として使うための組織的アプローチを行った最初の人なんですよ。
古代ギリシャの頃は、
医学が現代のように発達していなかったため、
音を治療に用いていました。
精神の興奮を抑えるためのメロディ、
落胆や心の苦痛を癒やすためのメロディ、他にも怒りや攻撃性のためのメロディ、
あらゆる精神的障害のためのメロディがあり、非常に効果的だったのです。
ピタゴラスは、音楽を正しく使用すると健康に大きく寄与すると考えたのです。
また、ピタゴラスは、
音が宇宙との関係においてどういう働きをするかについても語っていて、
「すべての天体、全ての原子は、その動き、リズム、振動のために、特有の音を生み出している」
「これらの音と振動の全てが宇宙のハーモニーを形成し、
その中で、個々の要素は固有の機能と性質を持ちながら全体に寄与している」と言っているんですね。
ピタゴラスの頃の音楽は、
バッハやモーツアルトのように音楽的でも複雑でもない原始的なものだったかもしれませんが、
基本的な音楽は、
世界中の多くの文化の中で、治療の方法として今でも厳然と生き残っています。
ということは、
紀元前のこんな昔からずっと音の効用を言われているということは、
めちゃくちゃ音が効果的であるという証拠ではないかと思われます。
じゃないと、きっと既に淘汰されているはずですし、
いろんなところで音楽療法が行われていないはずですから。
ですから、
音楽を大いに生活や世界平和に用いない手はない!
と思いますよ。